2014/09/11

招かれざるお客様

先のアンケート調査で挙げられていたような、繁殖不可譲渡を認めない譲渡代行業者等との取引は、私自身については、譲渡条件等に相違があれば利用しない、契約を交わさなければ良いだけですが、繁殖者同士の取引についても同様だと思います。
繁殖者同士、あるいはどちらかが望まない取引はしなければ良い、ただそれだけです。

ここからは、譲渡する側の繁殖者=猫の適切な飼養管理、猫種の健全な繁殖と維持のため、繁殖可譲渡の際にお約束を取り交わしている繁殖者としてお話しします。

多くの繁殖者間取引のトラブルは、譲渡する側の条件=お約束を、譲渡希望者が違えてしまうことに因ります。
「猫の繁殖可条件での譲渡について」
残念ながら、初めからお約束を守るつもりがない譲渡希望者(繁殖者・繁殖志望者)も少なくないようです。

譲渡する側の繁殖者からすれば、そのような繁殖者に猫を譲りたいとは思いません。そのような繁殖者や繁殖志望者は、繁殖者にとって、いわば「招かれざるお客様」ということになります。
お約束なしで繁殖をされたい繁殖者は、そのような条件で猫を繁殖可譲渡している繁殖者からお迎えになれば良いのです。そうすれば、おかしなトラブルも起きないでしょう。
とても簡単なことのように思うのですが…。

猫種の健全な維持と存続のための繁殖を目的とする繁殖(一般的には、このような繁殖を手掛ける繁殖者のことを、シリアス・ブリーダーと呼ぶようです。繁殖者には、その目的と役割により、幾つかの別があります。動物取扱業の別では、第一種としてひとくくりされていますが)では、自分の手元に置かない猫に望むことはただひとつ、猫の幸せです。
母猫が命を分け与え、命懸けで産み育てたかけがえのない命である子猫を、家族として生涯大切にしてくださる 、去勢・不妊をし、迎えた猫自身の幸せを考えてくださるオーナーさんに、猫を迎えていただくこと。
販売目的での繁殖(生産)の手段として、猫たちが人の犠牲になるようなことは望んでいないのです。

とりとめもなく、余談でした。


画像は、昨夏フランスへ迎えられた、ほっぴーことHocus Pocusの2胎目の子猫、Jaeaちゃん。生後5週目、ママによじよじ、楽しそうです。


Photo by Elsa Kergosien

次回からは、再びオーナーさんたちからのお便りのご紹介に戻る予定です。

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